アレルギーに注意

「素敵な結婚指輪をゲットしたものの、左手薬指が赤く腫れた」という話。にわかに信じられないかもしれませんが、実は意外とよくある話です。左手薬指が赤く腫れた原因は、アレルギーそのもの。
「普段から指輪をつけているから大丈夫」という人もいらっしゃるでしょうが、大きな間違いです。アレルギーと無関係に人生が送れる人は、地球上探しても存在していないでしょう。

アレルギーが起きる原因は？

人間の体は、体内に入ろうとしている侵入者を絶対に寄せ付けません。万が一にも侵入者が入ってきてしまった場合、アラートが発生。何が何でも追い出そうとします。例えば侵入者が花粉だった場合は、クシャミや涙を使って体外に排出。
指輪によるアレルギーも、だいたい同じです。皮膚に金属があたると、目に見えない形で金属は溶けていきます。溶けた金属が体内に入ると、体は「侵入者」と捉え追い出そうとします。侵入者を追い出そうとすると現れるのが、赤い腫れそのものです。

プラチナはアレルギーが起こらないは本当か？

ネットでは「プラチナは絶対にアレルギーが起きない」と、されています。他の金属と比べると、アレルギーのリスクは少ないです。ただ「絶対にアレルギーが起きない」と、断言はできません。
結婚指輪に使われるプラチナの中には、他の金属も含まれています。プラチナでは反応がなかったとしても、プラチナの中にある他の金属に反応することも考えられるのです。プラチナの結婚指輪だからとはいえ、アレルギーが起きない保証はどこにもありません。

専門医に相談しよう

アレルギーに不安を感じているのなら、専門医にパッチテストを実施しましょう。病院でアレルギー検査を受ければ、何のアレルギーを持っているのかはすぐにわかります。アレルギーの種類がわかれば、対策も立てられるでしょう。
アレルギーを抑え込む薬はありますが、アレルギーを完全に治す薬は21世紀になった現代でも開発されていません。アレルギーは大変難しいものです。「プラチナだから絶対に大丈夫」と油断しては、絶対にいけません。