プラチナと金は超貴重な素材
プラチナは、滅多にお目にかかれない超貴重な鉱物。しかし宝飾品だけでなく精密機器にも使われるため、量に対しての需要は高くなっています。将来的には枯渇するとまで言われており、リサイクル等で何とか回している状態にあるのです。
ただ最近は「金」の入手も、難しくなりました。埋蔵量だけでいえば、プラチナとは比べ物にならないほどの量を誇っています。しかし昨今の不景気も相まって、金を求める人が増えてきました。価格も上昇し、プラチナ以上の値段になりました。今後の社会情勢次第になりますが、近い将来は「金」も手に入り辛い素材になるでしょう。
値上げラッシュは結婚指輪にも
金とプラチナの動向は、結婚指輪にもダイレクトに響きます。物価の値上げに頭を痛めているところですが、宝飾品も例外ではありません。2023年春には、各ブランドで一斉値上げがスタート。かつて10万円未満のコスパで売られていた結婚指輪でも、今は11万円前後の値段がつけられています。
状況を考慮すれば、11万円だけで済んで良かったとも捉えられるでしょう。
厳しい中で頑張る企業
値上げラッシュの中でも、頑張ってコスパを実現させている企業はございます。代表的なところで言えば、夫婦自らの手で作る「手作り結婚指輪」でしょう。手作り結婚指輪も値上げの波には勝てず、かつてと比べると価格は上がっています。しかし上昇率は微々たるもので、小銭程度のもの。相当な企業努力がなければ、できません。
また自社工房を構えることにより、コストカットに勤めているブランドもございます。そもそも指輪の値段が高くなる理由の1つに、流通が挙げられます。流通が複雑すればするほど、値段はどうしても上乗せされます。そこで自社工房から直接仕入れることで、流通を簡易化。コスパへと繋げていきます。
世の中は広いんです
値上げラッシュに増税。本当に嫌になります。出費が重なれば、結婚指輪も我慢しなければならないのかと、頭を抱えるだけです。でも世間は広いのです。
諦めずに探せば、プラチナや金で出来た結婚指輪でも、コスパな値段で購入可能です。