結婚指輪の人気素材プラチナ
結婚指輪に使われる素材として、最も人気が高いのはプラチナでしょう。プラチナはアクセサリーだけでなく、自動車や工業製品になくてはならないものです。しかしプラチナは他の鉱石と比べると、地球上にほとんど残っていません。
確定ではありませんが、地球上に埋まっているプラチナの量は1万6000tと言われています。数字を出されてもいまいちピンと来ないでしょう。でも地球上に眠っているゴールドの量20万t以上と比べると、差は歴然。需要が高く供給が追い付いていないため、プラチナの結婚指輪はどうしても値段が高くなるのです。
世界情勢も相まってプラチナは入手困難に!?
また近々、プラチナの結婚指輪の値段は上がるかもしれません。理由は世界情勢。プラチナが生産されている国は、南アフリカ・アメリカ・ジンバブエ・カナダ等です。日本に輸入されるプラチナの多くは、南アフリカ。そして次にロシアと続きます。
ロシアと日本の関係は「良い」とは言えません。今は何とかギリギリ関係を築いていますが、世界情勢がもっと悪くなったらどうなることやら…。
消失プラチナ!対策は?
しかし、貴金属業者も手を加えてただ事態を眺めている訳ではございません。プラチナをリサイクルして、新たなアイテムに生まれ変わらせようと動いています。実際に古くなったプラチナの結婚指輪を溶かし、新しい結婚指輪に作り替えてくれるお店は増えています。
「リフォームをすると耐久性に難が出る」と指摘しているサイトもありますが、全く問題はございません。元の結婚指輪よりも大きい指輪に作り替えるというのなら、確かに問題はございます。しかし同じ大きさの指輪にするだけであれば、大丈夫。
リサイクルは大事
プラチナのリサイクルがもっと進めば、結婚指輪はもっと安い値段で購入できるかもしれません。現行、プラチナの結婚指輪の相場はペアで30万円ほど。リサイクルが進まなかったら100万円が平均的な相場になるでしょう。
でもプラチナのリサイクルが進めば、もしかしたら手頃な価格で手に入るかもしれません。使わなくなった精密機器があれば、リサイクルに回しましょう。